東京株式市場では日経平均株価は反落。
23日の米国株式市場が上昇したことや、為替の円高が一服したことを手がかりに買い優勢で始まった。
利食い売りに押される場面があったものの、アジア株の堅調な値動きが支援材料となり、前場は高値引けとなった。
ただ、後場に入ると、現物や先物の手じまい売りに押され、一転してマイナスに転じた。
NYタイムズの電子版で、メリルリンチが第3四半期決算で25億ドルの追加損失を計上すると報じられ、信用収縮懸念が再燃した格好だ。
なお、33業種中、22業種がマイナス。
値動きで目立ったのは銀行株。
午前中はしっかりした展開だったが、メリルリンチの追加損失報道が嫌気された。
そのほか、みずほ証券がサブプライムローン問題に絡んで中間期は赤字転落する見込みと報じられたことで、証券株も軟調。
保険、その他金融といった金融関連株はほぼ全面安となった。
ゴム製品の下げもきつい。
23日に中期経営計画を発表したブリヂストンが材料出尽くしで下げたことを受けてセクター全体にも売りが波及したようだ。
また自動車が総じて安く、ハイテクは高安まちまちだった。
半面、市況関連の銘柄に買い戻しが入り、値上がり率上位に入った。
海外での非鉄先物市況が堅調に推移したことから鉄鋼や非鉄金属のほか、原油先物価格が高止まりとなったことを手がかりに石油関連や商社も買われた。
また海運株の上昇は、バルチック海運指数が連日の最高値を更新したことが材料視されている。
「その他製品」も上昇し、値上がり率1位となった。
けん引役は、任天堂。
同社は25日に決算発表を控えており、好決算を期待した買いが入っているという。
なお、中間決算の発表を控え、業績予想の修正が相次いで発表されており、物色の中心となった。
上方修正を行った東洋精糖、KYB、デサント、ダイソー、中外炉工業などが高く、下方修正を行った秀英、沖縄電力、オートバックスなどが安い。
また、新興3市場はいずれも上昇。
ネット関連株が人気となった。
(証券新報・木村)